WITH YOU 




−Chapter 3−


始めてまともに見たユキの裸体は美しく・・・・・・そして神聖な物に進には思えた。

この純白の身体を自分の欲望で汚していいものかと・・・・

それほどにユキの身体は綺麗だった。

ユキはユキで痛いほどに進の視線を感じていた。恥ずかしくて涙が出そうだった。

それでもユキはそれに耐えていた。

「綺麗だ・・・・・凄く綺麗で俺には勿体ないよ・・・・・・」

進の呟きが聞こえる・・・・・・またドキンと高鳴る胸・・・・・・強張る身体・・・・・

だが熱い何かを身体の奥底に感じてユキはブルッと身体を震わせた。

始めての事に震えるユキが愛しかった。大切にしたかった。

だが下半身に熱を帯びて行く事をどうしても止められず進はそれ以上が進めずにいた。

ドクドクと脈打つ塊が進の興奮をユキに知らせた。自分の身体を見て余計に大きくなった
そこを意識するたびに愛しさと怖さがユキの身体を走った。

その時だった。進がそっと唇で首筋にキスをしたのだ。

進の唇が当たった所が熱く火照りだす・・・・ユキはビクンと震えた。

「あ・・あ・・・古代・・・くぅん・・・・」

甘えたようなユキの声・・・・自分の唇が当たるたびに漏れる声をもっと聞きたくて進は首を愛撫し続けた。

ゆっくりと首筋をキスして降りていくとそこには綺麗に形作られた二つの胸があった。

柔らかそうな白い胸・・・・・・軽くキスをするとまたユキの身体がビクンと跳ねた。

その柔らかい感触を手でも味わいたくて進はそっと包み込むように触れた。

弾力のある豊かな胸が手に感じられて愛しさがまたこみ上げて来る・・・・・。

ゆっくりともむとまたユキの口から甘い声が出るのも嬉しかった。

しばらくそうしていたが指が何かの拍子に乳首に触れると声が一段と高くなった。

「あっ・・・・やっ・・・・そこ・・・・・ああん」

指で軽く触れただけで顔を真っ赤にしながらユキは声を上げた。

進は嬉しくて愛しくてそこばかりを丁寧に指で挟むようにして愛撫した。

そしてもう片方を口に含んで舌でチロチロと舐めてみたのだった。

「ああん・・・ダメ・・・ヘンなの・・・古代・・・くぅん・・・・」

ユキにとっては何もかもが始めての体験だった。

恥ずかしい裸体を愛しい人の前で晒しその胸を手でもまれて乳首を愛撫され・・・舐められているのだから・・・・。

だが甘い衝撃が身体中を包み込み何だか判らない感覚に襲われて必死で進の肩をんでその衝撃に耐えていた。

ブルブルと震える体・・・・・

背筋を通る得体の知れない感覚・・・・・

そして熱い下半身・・・・・

足をもじもじとしながら進の与えてくれる感覚に身を預けるとある場所がジュンと濡れるのを感じたのだった。

それは受け入れ態勢が整ってきた証でもあった。

恥ずかしいけど何だか頭がぼうっとして何も考えられない・・・・・

ユキがそう思っていると進がゆっくりと下に降りて行くのを感じたのだった。

進はユキの全身を感じたかった。その手でその舌でそして自身で・・・・・・。

それは本能が起こす行動だったのかも知れない・・・・・。

進はゆっくりとユキの腹部にキスしながら手を下半身に這わせて行った。

下半身は熱く足はしっかりと閉じていた。

その足に手でゆっくりと触れながら進は自分の足を間に差し入れた。

僅かながら開く足の間・・・・・・まだ誰も触れた事の無い場所へと手は向かっていた。

始めて触れた時その熱さと濡れた感覚に進の手がビクッと震えた。

「あ・・・・ダメ・・・・そんなトコ・・・・・・あん!」

ビクッと震えた拍子に当たった手でユキの声はまた一段と艶を帯びた。

嬉しかった・・・・・知識では知っていたとは言え・・・・・・

愛する人が自分の愛撫に感じてソコを濡らしていたのだから・・・・・・・。

進はゆっくりとした動作でユキから全部服を脱がせて行った。

仄かにピンクに染まる肌・・・・・恥ずかしいのか手で顔を隠す仕草・・・・・・

全てが愛しかった。

進は今度は自分のズボンを脱ぎ捨ててもう一度そっとその震える身体を抱きこんだ。

ビクンとユキの身体が跳ねる・・・・・

前よりも大きさと熱さを増した塊を感じてユキは全身を震えさせた。

「怖がらないで・・・・ユキ・・・・俺も一緒だから・・・・・・」

その声にユキはやっと進も震えているのを知った。

「本当に・・・・いいんだね・・・・・」

その声も震えていた。

ユキはそっとその身体を抱き締めるとコクンと小さく頷いた。

進はまたゆっくりと動いてユキの足の間に自分の身体を入れた。

熱くて濡れたソコが直に感じられる・・・・

ゆっくりと腰を動かして進は自身の先端をソコに当てた。

「痛かったら言って・・・・・・傷つけたくないから・・・・」

進はそう言ってゆっくりと腰を進めていった。

まるで灼熱の塊が入ってくるようだった。それが自分の内部を開き中へと進んでいく。

ユキはギュッと進にしがみつきながらその瞬間に耐えた。

進は進で中の熱くて包み込むような柔らかさに我を失いそうだった。

ゆっくりと進むたびにユキがビクンビクンと震えるのも愛しくてそっとそっと腰を動かした。

するとある一部に来た時に何かが進自身に当たり侵入を拒んでいるように感じた。

「痛い・・・・・古代くん・・・・・あ!」

始めてユキが声を上げてしがみつく手の力を強めた。

これ以上は苦しめたくない・・・・・そう思って進は抜こうと腰を引いた・・・・・すると

「あ・・・・は・・・・・いいの・・・・古代くん・・・・いいの」

とユキは涙ながらに言ってきたのだ。

「もう止められないよ・・・・ユキ・・・・・ごめんね」

進はそう言うとまた侵入を開始させた。

そして今度はソコを通過させたのだった。

「ひっ!痛い・・・・・あ・・・・・こだ・い・・・・くん!」

ユキのソコから血が垂れていたのだったが進は狭い所を抜けてまた緩やかに収縮を繰り返す中に嬉しさと愛しさと感じた事の無い感覚に襲われていた。

そして最後までゆっくりとではあるが自身を埋め切ったのだった。

「熱いよ・・・・ユキ・・・・・凄く熱くていい気持ちだ・・・・・」

正直に感想を言う進にユキの恥ずかしさは頂点に達していた。

少し痛いけど愛しい人が自分で喜んでいるのが嬉しかった。すると少しだけ痛みが消えて自分の体内にある進自身を感じるようなった。

ビクビクと脈打つ熱い塊・・・・はぁはぁと荒い息・・・・・

興奮しているのか少し汗ばんだ身体・・・・

するとユキの身体がビクンと震えたかと思うと何かがソコを中心に上ってくるのを知った。

「あ・・・あぁ・・・ヘンなの・・・・古代くぅん・・・・・ああ・・・・」

それを進に伝えたくてユキが声を発すると驚くほどに甘い声だった。

内部の進がまたビクッと大きくなるのが判る・・・・・・・。

「ダメだ・・・・ジッとしてられない・・・・・」

進はそういうとゆっくりと腰をまた動かした。

抜けるほどに腰を引いたかと思うと今度は奥まで入れるそれを繰り返す・・・・・

段々と腰の動きが早くなり内部も濡れてそれを手伝うようになった。

「あ・・・や・・・ああ・・・・進さぁん・・・・・・あん!」

痛いのとない交ぜになった何かがユキを支配していつの間にか名前で呼んでいた。

二人は夢中で互いを求め合ってキスをしながら行為をしていた。

だがまた一段と進が中で逞しさを増してユキの声が高さを増したその時二人は同時に弾けたのだった。

ユキは頭が真っ白になるほどに・・・・進は眩暈がするほどに・・・・

ビクンと震えて締りを見せる内部に進自身が耐え切れずに中に欲望の塊を放った。

それは溶岩のように熱く溢れるばかりに大量に中に放たれた。

「あ・・・・・熱い・・・・熱いの・・・・進さん・・・・」

「うっ・・・・・・・あ・・・・ごめん・・・・・・」

進が何故謝ったのか判らなかったがそれでもユキは嬉しかった。

しかし熱さが引いて進が中から出て行くとドロッとした物がソコから出るのを感じてユキは理解した。

「ごめん・・・・ユキ・・・・・我慢出来なくて・・・俺・・・・」

まるで悪戯を見つかった子供のように謝る進が愛しくてユキはフワッと微笑むと言った。

「いいの・・・・・進さんなら・・・・・」

「ユキ・・・・・・今・・・・進って・・・・」

「えっ!私・・・・・」

「嬉しいよ・・・・・俺を名前で呼んでくれて・・・・・」

進はまたその華奢な身体を抱き締めた。愛しさが胸に溢れてくる。

「進・・さん・・・・」

「愛してる・・・・・ユキ・・・・・今日は最高の日だ」

熱っぽく見詰めるとまた進はユキに口付けた。







     

(背景:Silverry moon light)